2009年11月20日 (金)

09年ホッカイドウ競馬全日程終了

昨日11/19日の第52回道営記念ダ2000mを最終レースとして09年のホッカイドウ競馬の全日程を終了しました。

このレースの覇者はコパノカチドキ。09年の5月まではJRA中央の1000万下を走っていた馬である。ホッカイドウ競馬に移籍して破竹の5連勝で有終の美を飾った。

なにせ厳しい地方競馬の実態。ここで何度も触れているが、この2年で収支均衡が図られないとホッカイドウ競馬の廃止が決められている。

馬産地日高に軸足を置いて、09年は背水の陣を敷いた中で開催されたホッカイドウ競馬。スタートの札幌競馬場では、開催日の入場者は前年比1千人の減当然売上げも10%以上の減少と厳しい幕開けとなった。

しかしながら関係者の熱意と馬産地日高が総力を上げて取り組んでの門別競馬場での「グランシャリオ」ナイター競馬の開催と札幌市を中心とした場外馬券場の拡大、南関競馬と連携したファン層の拡大など、大雨による競馬中止で開催日が昨年より1日少なかったが、最終的には昨年の売上高113.9億円を上回り115.5億円を確保とのこと。

収支均衡に向けた目標額117.9億円を残念ながら下回ってしまったが、門別のグランシャリオナイターは成功したと言えるだろう。

前述したホッカイドウ競馬の最後の大一番道営記念の最終日、昨年は1.5億円。09年は2.1億円と約6千万円上回って09年のフィナーレをファンが後押ししてくれた!

当日は仕事帰りに11Rヤングチャレンジカップ3と12Rの道営記念の馬券を購入する事が出来たし、11Rの的中馬券を転がし+αで道営記念で、人気のない昨年の覇者コンテ中心に馬券を購入し、ホッカイドウ競馬とファンの皆様方に還元。

私は日高の牧場が好きだ。

サラブレットが群れ遊び戯れる親仔の姿に心が洗われる。日常のストレスから開放され太平洋と緑のじゅうたんを敷きつめた如くの牧場の風景、毎日サラブレットの成長を祈って生産を続ける牧場を守っていかなくてはならないと思っている。

JRA中央も含めて各地の地方競馬を継続していかなければ馬産地日高を始めとする全国の生産牧場は大打撃をうける。

まして、馬産地日高を抱えるホッカイドウ競馬は、サラブレット生産日本一の名に相応しく発展させていかなければならないと考えている。

勝負は2010年。

何としても収支相償を確立し、継続して安定した運営をしていかなければならない。

来期の日程はまだ決まってはいないようだが、札幌競馬場でも門別のグランシャリオナイター競馬でも09年以上の入場者そして売上を確保しなければならない。

私の力は僅かなものでしかないだろうが、ホッカイドウ競馬存続に向けて私の出来る限りの応援はするつもりだ。

ホッカイドウ競馬の発展は、すなわち馬産地・日高、とりわけ零細な個人生産牧場そして心癒されるその風景を後世に残していくために、応援をしていきたい!!

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2009年11月 6日 (金)

09年度GⅢ北海道2歳優駿はビッグバン優勝

11月5日に行われたホッカイドウ競馬・4大交流重賞「GⅢ・第36回北海道2歳優駿・ダ1800m)」は我がサポート馬、ビッグバンとオノユウの2頭が出走。
勝ったのは「ビッグバン号」が見事優勝、2年ぶりにホッカイドウ競馬所属馬がタイトルを奪還しました。

我がサポート馬が2頭出走というのも、とても嬉しい出来事でした。この2頭をサポート馬として指名出来たこと、そしてそのビックバンに騎乗したのは、私のサポート騎手の桑村君。二重の喜びでした。

ビックバンは、単勝1.7倍の圧倒的支持を得ての1番人気。発馬それほど良くなかったようで、レース序盤は後ろからの追走、2コーナー辺りで4,5番手につけ、勝負どころの3コーナー過ぎるところから、それこそ馬なりで進出を開始。先行していた武豊騎乗のオノユウをアッサリ交わして進出開始。その脚色は抜き出た感じで、最後の直線では一気に先頭に立つと、桑村騎手も持ったままで後続を引き離し、圧勝しました。

ビックバンは、これで重賞3勝。BGJC、サインライズカップ、そして北海道2歳優駿。

次走はもちろん12月16日(水)予定の川崎のJRA交流GⅠ全日本2歳優駿でしょう!

更に大きいところで、ホッカイドウ競馬の星として頑張って欲しいものです。

一方のサポート馬オノユウは先行するもズルズルと後退、無念の9着と残念ながら期待を裏切る結果となりました。

日本で1番早い2歳馬の重賞・栄冠賞を制覇し、フローラルカップそしてJRA交流戦のGⅢエーデルワイス賞ではJRAの武豊騎手で重賞3勝の実績があります。

オノユウも本来の力はビックバンに勝るとも劣らずと言えるほどの実績馬。もう一度立直して更なる活躍を願っています。

(オノユウは川崎競馬に転厩のようです。南関でホッカイドウ競馬出身として一層の活躍を願う)

ホッカイドウ競馬の星たちよ!

厳しい地方競馬の状況の中、その活躍する姿こそサラブレット生産の地ホッカイドウ競馬の存在を多くの競馬ファンにアッピール出来る絶好のチャンスでもあります。君たちの走る姿が地方競馬の存続に繋がる、頑張って欲しい。

一方では、一部の競馬ファンと称する輩が、繁殖期に生産牧場を訪問し、その写真を掲載しても何も反省するどころか当たり前のようにしか思っていない現実。人間のウィルスが仔馬にとって最大の脅威という事すら理解できない輩がいる。

一部の心ない行為がどれだけ生産牧場見学に規制をかけられること、その行為が多くのサラブレットのファンそして生産者組合からも疎まれているか・・・。

このような輩に地方競馬の存続など語る資格などない。

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2009年6月 8日 (月)

厳しいホッカイドウ競馬、でも頑張ってる!

09年4/29日スタートとなったホッカイドウ競馬。

そのスタートは札幌競馬場だったが、開催日は僅か6日間。とは言っても08年は8日間、07年は門別競馬場からスタートで札幌競馬場は10月半ばから最終戦までの14日間。

ここ数年、対前年度から売上を伸ばして来たホッカイドウ競馬ですが、札幌競馬場の開催は競馬ファンと共に売上高UPのキーワードでもありました。

07年度は馬インフルの影響で開催中止がありながらもほぼ対前年度売上を維持したものの、08年は札幌開催時期つまり開催期の8日間は104%の伸びがあったが、旭川のナイターそして門別の最終戦までの間が大きく売上減少。

08年の開催期間は最長の旭川ナイター競馬で59日間。ここで5%以上の減は厳しい。

2010年度で収支均衡を命題としてホッカイドウ競馬の運営も北海道軽種馬振興公社に委託して馬産地と一体化した運営に改革した訳だが道のりは厳しいものがある。

まずは旭川の衰退。

一昨年のばんえい競馬に続いてホッカイドウ競馬も撤退。北海道経済界の厳しさは老舗の百貨店丸井今井の経営破綻に追い込み、旭川店も閉館とか・・・。地方の経済を支えている事業に対して後ろ向きの姿勢は何の効果を生み出さない。それどころか地域の衰退に繋がっている。

ばんえい競馬も帯広市単独の開催で厳しい運営が続いているが、馬文化と観光事業を融合させて、ばんえい競馬の発展と市の経済効果拡大へ必死になっている。関係者は熱意をもって取組んでいる。残念ながら旭川市にそういった熱意は見出せなかった。

世界的不況は日本も直撃。先日あのアメリカのGMまで経営破たん。考えられない事が現実となって跳ね返ってくる時代。(但しGMは高級車ブランドに拘り大衆車への対応を怠った経営が主な原因である事は明白であるが・・・)

しかしながら、09年はホッカイドウ競馬の特徴は、門別競馬場の「グランシャリオナイター」の開催。既に5/20日から始まっているが08年度の門別競馬場開催期間での売上げは1日あたり約1億円。(08年平均は1日あたり1、38億円)

09年の門別開催は最終戦まで76日間。単純に考えると計画は達成出来ないように思えるが、馬券の売上げの93%はネットを含めた場外。今のところ昨年平均並みの売上げ高で推移している。

新しく「ひだか応援隊」がホッカイドウ競馬をPRに努めて頑張っているし、馬産地のバックアップと共に、門別競馬場のナイター設備が新たなホッカイドウ競馬の魅力を引き出している。

明日9日には、ススキノで新たな場外馬券場がOPするとのこと。札幌市内でのOP計画もまだあるのだが、近隣住民からの承諾に時間がかかるようだ。

どうしても馬券とギャンブルのイメージが理解を得られないようだ。

私がホッカイドウ競馬が日高を中心とする馬産地の生産牧場や観光事業に寄与し、北海道の数少ない地場産業としてサラブレットの里を守っていかなければ北海道自体に対する経済的影響は計り知れない!と訴えても、声は中々簡単には届かない。

競馬ファンと自称している輩が、北海道に住んでいる子供でも理解している仔馬が生まれる繁殖時期には牧場訪問などしてはいけない、このような秩序やルールを守る姿勢すら持ち合わせていないのだから、競馬を理解していない方々へホッカイドウ競馬を守っていく必要性を訴えるのは大変な力仕事になる。

そんな輩に、ホッカイドウ競馬の星コスモバルクを応援する資格などあり得るハズもなく、ましてや足を引っ張る行為はいい加減に止めて欲しい。

何も知らない・・・これが実は1番怖い。気づいて欲しいのだが。

こちらにはそんな輩に時間を割くくらいなら、一人でもホッカイドウ競馬存続に向けて理解してくれる方々を増やしたい。

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2009年4月28日 (火)

4/29ホッカイドウ競馬開催!

さて、4/29いよいよホッカイドウ競馬が札幌競馬場からスタートします。

08年の11/20道営記念で五十嵐冬樹騎手のコンテの優勝でフィナーレを迎え、約5ヶ月ぶりで09年の開催となります。

地方競馬の中でもホッカイドウ競馬は冬季間は開催が出来ませんので北国特有のハンデを背負いながら運営をしなくてはなりません。

まして北海道には大企業も少なく経済的にも不況が続く中で、競馬事業の黒字運営を求められているのですから、まさしく09年は正念場を迎える事になります。

ホッカイドウ競馬の売りは、全国一早い2歳馬戦。私も5頭のサポート馬を指名し09年もサポート会員として応援をしていきます。

09年から運営を馬産地日高門別を中心とした「道軽種馬振興公社(HRA)」に委託し新たな体制で運営されます。

これは言うまでもなく、北海道の主要な産業でもある日高地方を中心としたサラブレットの生産・育成牧場の生活、北海道の観光事業等を守り発展させる戦いでもあります。

私は北海道そして日高地方の牧場の風景が大好きです。

日本の企業も厳しい経営環境から売上高を大きく伸ばすのは非常に困難な状況な事から、どうしてもコスト削減によって利益確保という構図になります。厳しい環境はここ数年は続くものと思われます。

ホッカイドウ競馬をはじめ各地方競馬も同様な問題を抱えての運営が続くものと思います。しかしサラブレット生産の約80%は日高地方で生産されています。そして圧倒的に家族型の個人生産牧場によって成り立っています。

このような厳しい経済状況だからこそ、日高地方を訪れてサラブレットの親仔は戯れる風景は心を癒してくれます。このような風景を失うわけには参りません。

ましてホッカイドウ競馬からはたくさんの競走馬をJRAや各地方競馬へ供給している事実を忘れてはならないと思います。

ホッカイドウ競馬の売上も競馬場での馬券販売額は約10%程度だそうです。90%は場外馬券場(ネット含む)との事ですが、ホッカイドウ競馬もミニ場外馬券場を拡大に取り組んでいますが、石狩は08年12月開設が決まったのですが、札幌(ススキノ)登別は開設時期が遅れるとの事です。

理由は場外馬券場=ギャンブルという近隣住民との合意が得られない状況があります。私は牧場のサラブレットを愛し、競走馬を応援する事を楽しみにしているのですが、日本では、どうしても馬券=ギャンブルという考えが根強くあるようです。

これは、日本ではファンが購入する単勝&複勝馬券の比率は5%弱、欧米では30%と言われていますが、どうしても高配当の馬券購入に集中してしまう日本人の特性があるようです。

私自身は「馬券は外れるもの」と考える事によってお小遣いをコントロールしているのですが、馬券購入による色んな出来事が世の中で発生しているのも事実です。

もっと「競馬を楽しむ」このような風土日本でも築きたいと思っているのですが・・・。

そのためにも多くの方に日高地方を訪れて欲しいと思います。青い海、緑のじゅうたんの中で戯れるサラブレットたち。そのサラブレットを生産する家族型の個人牧場主の方々が寝食を忘れ1年365日サラブレットを大事に育ててその活躍を願っている事を!

北海道の大事な地場産業でもあるサラブレットの生産の環境は絶対守っていかねばなりません。ホッカイドウ競馬も収支均衡を実現するために頑張っています。

馬産地日高と我々ファンが一体となって守っていかないと大切な財産を失ってしまう事になりかねません。

09年からは新たに「ホッカイドウ競馬ひだか応援隊」が色んなアイディアを出しながらホッカイドウ競馬ファンをサポートしてくれます。私も一緒になってホッカイドウ競馬を応援していきます!

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2009年4月24日 (金)

09年度「ばんえい競馬」4月25日開催

「ばんえい十勝」帯広市単独開催となったばんえい競馬ですが、いよいよ4月25日から09年度開催となります。

まずその前に08年度の状況を書き留めておきたいと思います。

08年度の売上は残念ながら目標を約3%下回る115億55百万円(対:07年度11%減)入場者も43万6千人と前年度から13%減。どうやら赤字となったようです。

07年から帯広市単独開催となった訳ですが、北見市・旭川市、そして岩見沢市と次々と地場産業を守る姿勢や、ばんえい競馬関係者の生活を守る、地域活性化としての対策すら示すことなく撤退を表明。理由は赤字・・・まさしくお役所的発想と対策すら示す事の出来ない自治体体質を改めて思い知らされた感じがしましたね。

前述のとおり08年度のばんえい競馬は赤字となったものの、その要因はかっての競馬場等での窓口発売の不振(私的には想定内)にあります。あの迫力ある生ライブを見てこそのばんえい競馬ですものね。

売上を支えているのは、やはりネット販売と言う事ですがオッズパーク、楽天競馬など地方競馬を支え発展させる上でも更なるファン獲得が必須となります。どうやら今秋には「五連勝式単勝馬券」を全国初めて競馬に導入するようです。

3連単式馬券導入との考えもあったようですが、緊潔の課題としてばんえい競馬ファン層の拡大のためには新馬券方式が必須と考えたようです。つまりは3連単の導入は現在のファン層内における馬券方式の見直しで売上増の画期的対策ではないとの判断のようです。

09年度はまずは今後の継続に向けて目標以上に売上を伸ばし成功して欲しいと思います。

もう一つ忘れてはいけない事は、帯広市単独開催となり入場者は減となったとはいえ、全道、全国からもファンが帯広市を訪れてばんえい競馬を応援した経済効果でしょう。一説には数十億とも言われていますが、北海道開拓時代から労苦を共にしてきた文化そして観光資源としての価値は大切にしなければなりません。更に帯広競馬場を市民ら来場者に親しみ易くするための例えば「道の駅」的な複合施設化なども必要かと思います。

北海道の主要な地場産業の一つである競走馬の生産で生活を支えている道民が大勢います。帯広市は単独でも開催に踏み切った訳ですから競馬関係者の生活を守ると共に全国のファンが帯広で競馬そして十勝川温泉などで寛ぎ、帯広市自体の経済が発展する企画をどんどん考え実践して欲しいと願っています。

09年のばんえい競馬界では、既にこの1月から新人騎手が4人デビューしています。中でも長沢騎手は192戦31勝と抜群の成績を上げています。昨年の新人騎手勝利の新記録を達成したJRA中央の三浦騎手以上の活躍です。

ばんえい競馬の新人騎手年間最多勝利は69勝とか。JRAと違い50勝達成後は減量がなくなりますので、それからが正念場。単純な比較とはなりませんが是非とも新記録を達成して、ばんえい競馬を盛り上げて欲しいものです。

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2009年4月14日 (火)

09年度ホッカイドウ競馬開催

09年度のホッカイドウ競馬がいよいよ4/29日の札幌競馬場からスタートします。

ちなみに07年度は4/18日門別開催で5月中旬まで10日間開催でしたが、札幌は10/16日から11月の中旬までの13日間の開催でした。08年は4/29日の札幌開催で5/20日過ぎまでの8日間開催でした。09年は4/29札幌開催でスタートしますが今回は5/14日までの6日間となります。理由はJRA函館競馬場の改修のため09年の函館開催はなく、例年8月中旬のJRA札幌開催が函館開催の変更から09年は6/20日からの開催に変更となります。

手元に資料がないのですが、ホッカイドウ競馬の売上は札幌競馬場でのウエイトが高いと聞いています。開催日数の減少は気になりますが、09年の目玉は馬産地一体型の主催を目指し5/20日から旭川競馬場での開催から、ナイター設備が親設された新門別競馬場で11/19日までの76日間の開催となります。

ここで08年の収支の状況を整理してみましょう。08年のホッカイドウ競馬売上114億円と計画比7.1%の減少となりました。

世界的不況の波が日本における長期的不況に歯止めをかける事が出来ず、過去売上を伸ばしてきたのですが、08年は未達成と言う厳しい減少となってしまいました。

ただ、徹底したコスト削減の効果が見込まれ、07年の赤字8.3億円から約半減の4.3億円の圧縮できたのが救いで有りました。これで累積赤字は239億円に微小ではありますが赤字額の減少が図れることが出来たのは明るい材料です。

ホッカイドウの単年度の収支均衡は21年度中に求められています。。

08年の単年度の赤字額を圧縮できた要因はは、国の制度改正で地方公営企業等へのの納付金約1.2億円が不要となったこと、、SPAT4などのインターネットの販売が順調に伸びてきている事が挙げられます。

09年は、昨年十二月に石狩市に場外馬券場を開設し、ファン層の拡大の取組みしてファンの拡大に期待が高まっています。

そして09年は08年度限りで旭川撤退に伴い、コスト削減が見込めるほか、更には札幌市中央区南六西一の競輪の場外発売所「サテライト札幌」内に、場外馬券場「Aiba(アイバ)札幌中央」を六月にも開設。これらの馬券売上の対策により08年度から3・5%増の約118億円の売り上げを目標とし、単年度の赤字を三億円以内に抑える覚悟で09年のスタートを目指します。

新門別競馬場でのナイター開催、インターネットによる販売額の拡大等、上手くかみ合って欲しいものだ。

もちろん、4/29日の札幌開催には札幌競馬場へ出かけるつもりですが、より多くのファンの来場に期待したいと思っています。

21年度までの単年度の収支均衡が、ホッカイドウ競馬存続の絶対的条件。

日高地方の個人生産牧場の生活保障、ホッカイドウの馬文化の継承など、日高地方の産業を私たちも意識して守ってあげなくてはいけないと思います。

ホッカイドウ競馬の存続発展は、JRAの発展にも大きな役割を果たしています。

ただ、一言付けくわせていただくが、大局的な考えを持ち得ない自分本位の考え方しかもてない、具体的にはサラブレットの繁殖時期に個人生産牧場を訪問し、不特定多数が閲覧可能なブログの写真を掲載して、馬産地の秩序や基本的マナーすら守れない、反省すらこともない輩に、地方競馬の実状など語くのはご遠慮願いたい。

現場やりスクに対する危機管理を理解していない輩に、地方競馬を守り発展させるような戯言は、混乱を招くだけだ。

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2009年2月10日 (火)

地方競馬の存続

ホッカイドウ競馬の主要開催地であった旭川競馬場が08年をもって開催終了。これで旭川市は一昨年のばんえい競馬に続き、地方競馬(ホッカイドウ競馬)の拠点としての役割を終えると共に、競馬事業から撤退することになりました。

昨年の金融危機が輪をかけて地方の財政を圧迫しています。そんな中で前述のとおり旭川市が競馬事業から撤退し、今は北海道の主要百貨店である、丸井今井などの経営破綻や西武デパートの営業不振にによる撤退問題等を抱え一段と地方財政に閉塞感が暗い影を落としています。

08年には、地方競馬の改正競馬法が施行され、国の特殊法人だったNAR(地方競馬全国協会)を地方競馬主催自治体による「地方共同法人」に改め、各首長による運営委員会でより効率的運営、日程や番組編成等の調整などを取り決め、そして補助事業の枠の拡大によって、「ナイター整備」を拡大するなど、地方競馬の連携を図り、地方競馬の存続に向けスタートが切られたばかりです。

ホッカイドウ競馬では、(社)北海道軽種馬振興公社が競馬法で定めるところの競走実施公益法人となり、その主催者である北海道から「競馬の実施に関する事務」の委託を受けることとなりました。そして、競馬運営にあたっては、昨年度北海道が策定した「競馬改革ビジョン」に基づき、門別競馬場にナイター施設の整備を行い、産地に立脚した「馬産地競馬」を目指していく事が決まっています。

今後の開催は札幌(JRA賃貸)とホッカイドウ競馬の門別競馬場での開催となり、門別はオールナイターでの開催となります。

この不況の中ではありますが、ここ3年で競馬事業を黒字にならないとホッカイドウ競馬は廃止に追い込まれてしまいます。

北海道・日高は、日本におけるサラブレット生産の8割を担っており、軽種馬の生産は北海道にとっても大きな産業の一つにあげられます。ホッカイドウ競馬の存続は、必然的に馬産地北海道の産業を守る事に繋がります。

その馬産地と一体化を図る門別競馬場でのナイター開催の成功が今後のホッカイドウ競馬の存続の大きなポイントになる事は言うまでもありません。

札幌での開催はあるものの、主要レースは門別開催となりますので、札幌のファンをカテゴリーに分けて「札幌競馬場」「場外馬券場」「通信投票システム」でしっかりと囲い込みとファン層の拡大、門別競馬場は「地元ファン」「観光客の取り込み」で、馬産地と一体化した運営で観光事業と併せて観光客の来場で活性化を図るとの事です。

そして南関東との連携の強化も重要です。

通信投票システム「SPAT4」で南関競馬とホッカイドウ競馬がタッグを組んで投票拡大に既に取り組んでいる。

地方自治体にとって、競馬事業を赤字のままで運営できる体力はない。各地方競馬の存続・発展にむけ連携強化がより必要です。

私たちファンも、微力ではありますが地方競馬の存続と馬産地日高の文化、生産事業をしっかりと共に守っていきます。

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2008年9月10日 (水)

忘れちゃいけない馬インフルエンザ

あの馬インフルエンザの発症から約1年が経ちました。

馬インフル発症が検証されたのが、07年8月16日でした。JRAは一時8月18~19日の開催を決定していましたが、翌17日に中止の発表と混乱が起こりました。19日予定の札幌記念も9月2日に順延になりました。

地方競馬もホッカイドウ競馬をはじめ大井競馬などにも陽性馬が出て開催中止になりました。やれ陰性だの陽性だの、出走馬確定に一喜一憂していたのを思い出します。

私自身も馬インフル発症以前に、訪問解禁となった牧場の写真や厩舎の写真などをHP掲載を自粛しました。万が一牧場訪問などが可能と誤解をされるリスクを回避する必要があるのは当然の事です。

北海道・日高は言うまでもなく主な産業としてサラブレットの生産と軽種馬振興に取り組んでいます。セレクトセールなど話題の種牡馬や繁殖牝馬によるセリが盛んに行われますがほとんどが大手の社台グループなどです。

日高の太宗を占める、家族型の個人生産牧場では、そのような高額な取引の対象となるサラブレットを生産する事はまず無いと言っていいでしょう。特定の馬主さんとの間での取引もあるでしょうが、未だ庭先取引が主体です。しかも毎年取引価格は低下しているとの事です。

1年365日手塩にかけて生産し、育成したサラブレットが全頭売れるとも限りません。厳しい経営環境が続いていますね。私達は牧場で戯れる親仔のサラブレットに心が癒されるのですが現実は厳しいですね。

追い討ちをかけるように、ホッカイドウ競馬の運営改善見直しで3ヵ年で黒字転換しなければ廃止の答申を決定しています。日高の個人生産牧場の生産馬の大半は地方競馬の馬主さんに販売されています。地方競馬の衰退は、日高地方いや北海道の産業でもあるサラブレットの生産にも大きな影響を及ぼします。

このような状況の中で私達に出来る事は、地方競馬を応援する事。私自身はホッカイドウ競馬にサポート馬をはじめ、企画された行事にも参加する事によって、もっと身近な問題として地方競馬をサポートしようと考え行動しています。

そのような状況の中で、個人生産牧場への繁殖時期に訪問してその写真を公開しても当たり前としか思っていない輩がいます。そこにあるリスクなど考えた事もないのでしょう。秩序やモラルより自己のパフフォーマンスしか考えない輩が世の中に存在しています。

私達は見学者として、守るべき秩序・モラル・ルールを順守してこそ、心癒される日高の牧場とサラブレットのいる風景に心が癒され、心から楽しむ事が出来ます。

自分さえ良ければ秩序やモラルは関係ないという風潮が北海道の牧場にまで及んでいます。

馬インフルだけではなく、産まれたばかりの仔馬は免疫がなく、ウィルス等に感染して亡くなってしまう例がある事を知っておくべきです。検疫がどれだけ大切な事か私達は嫌と言うほど学んだはずです。

馬インフルでの開催中止は36年ぶりと聞き及んでいますが、上記のような輩が横行する限り、常に起こりえる事を想定しておかなければなりません。

このような輩に大切な日高の産業や風景を奪われてなるものか!改めて思います。

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2008年7月18日 (金)

牧場訪問のシーズンを迎えて

久しぶりの更新になります。

昨年の馬インフルから約1年が経とうとしていますね。この馬インフルがホッカイドウ競馬の競走馬に発生したニュースを知ったのは、以前に書いたとおり旭川競馬場でした。ホッカイドウ競馬では外厩制度を導入していますし、個人生産牧場へ蔓延したらどうしようと心配の連続でした。

私自身も馬インフル発生前に静内の岡田牧場へヤマカツスズランに会いに行って来た時の写真をHPに掲載していましたが、誤解を与えてはいけないと掲載を自粛しました。前述の旭川競馬場での写真も同様に自粛しました。

いくら馬インフル発生前とか、農水省の許可を得てホッカイドウ競馬サポーターズクラブの許可があったと言っても、馬インフルの発生の事実が有る限り、牧場訪問や厩舎訪問の写真の掲載は事情を知らない方に誤解を与えてしまう事は想像出来ますよね。

毎年楽しみにしていた牧場巡りも馬インフル発生後は総て中止しました。懇意にして頂いている牧場にも電話をしてサラブレットの無事を確認しつつ、これ以上の発生が起こらない事を願って私達は牧場主が全霊を捧げて育て上げているサラブレットたちを見守ってあげるべきと判断致しました。

私が日高で暮らしていた時から、個人生産牧場の牧場主の皆様方が私達が想像出来ない位の神経を使って仔馬を育てている現場を見てきましたから、私達がのんびりまったり牧場見学出来るその裏には、牧場主の1年365日、一日も欠かすことが出来ない大事な繁殖牝馬と仔馬たちの日々の世話に流す汗があってこそなのですから。

私自身も日高時代に数頭の仔馬が誕生してから間もなくウィルス等の感染で亡くなった事実を知っています。仔馬も母親のお乳を飲む事によって免疫がついてくるのですが、体力のないうちでの感染は命にかかわる事が現実に起きてしまうのです。小さな個人生産牧場にとって生計に関わる大問題なのです。

日高の個人生産牧場と社台をはじめとする大手の種牡馬の牧場とは見学するスタンスがまったく異なります。大手の社台・ノーザンなどでは種牡馬への見学は可能ですが、繁殖牝馬には会員でも見学は出来ません。万が一に備えて徹底していると言う訳です。

一方、日高の個人生産牧場は生活を支える繁殖牝馬への訪問を歓迎してくれます。自ずと私達は秩序モラルを順守する事はもちろん、ルールを守って牧場主の好意の応えるべきなのは極々常識的な事だと思います。

可愛いサラブレットの親仔の姿は、私達の心を癒してくれます。心地良い感動が沸き起こってきますよね。心が洗われるようなとてもステキな空間がそこには存在します。私達の感動は牧場主の皆様方にとっては大きな喜びなのです。

これらが個人生産牧場と見学する私達との適切な関係を維持していく上で一番大切な事だと思います。

皆様方も是非日高の牧場にお出かけ下さい。そしてこの拙文が牧場訪問に少しでも役立つのなら私も嬉しく思います。

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2008年3月15日 (土)

コスモバルクがかわいそう

我がホッカイドウの星コスモバルクですが、次走は3月29日(土)中山競馬場で行われる日経賞(GⅡ2500m芝)に出走を予定しています。

現在コスモバルクは、ビッグレッドファームにおいて調整中で、3月19日に門別競馬場に入厩し、22日最終追い切り調整後、26日中山競馬場へ出発する予定です。

今年で7歳を迎えたコスモバルクですが、まだまだこれから悲願の国内GⅠ制覇、海外GⅠ2勝目を目指して欲しいと思います。

ホッカイドウ競馬のHPに下記の記事が掲載されてます。

「2008年5月18日(日)、シンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール・エアラインズ・インターナショナル・カップ(GⅠ)の第1回登録に一昨年優勝、昨年2着のホッカイドウ競馬のコスモバルク(牡7 田部和則厩舎)が登録しました。現在、2008シンガポール・エアラインズ・インターナショナル・カップには昨年の覇者シャドウゲイト(牡6 加藤征弘厩舎)をはじめ12頭が登録をしています。 」

ただ、コスモバルクの応援に関しては絶対許せない事があります。

このコスモバルクを応援しているという輩が、コスモバルクファンクラブなどと称していながら、繁殖期にも関わらず個人生産牧場を訪問し、その写真を堂々と公開する事実が発見されたこと。このような過ちを2度と繰り返してはいけないし、こんな輩を放っておくわけにいかない。

何より牧場訪問や情報発信によりどんなリスクを生み出すのか!など、何も考えていない態度に唖然・・・、小児的発想に呆然・・・。

Webで情報を発信する意味って分かっているの?

あなた方の自己満足じゃ失格だよ、双、片方向のコミュニの意味って知ってる??

あなた方、牧場に対する秩序、ルール知ってるの?本当に競走馬のファン??

日高地方の子供達だって、してはいけないことくらいはわきまえている事だよ。少なくともあなた方よりは大人の発言と行動が取れる。

しかも、今後も秩序もルールも守ろうとしない態度に私は激怒!!

こんな輩にコスモバルクを語る資格などないと断言する。

ましてコスモバルクファンクラブなどといかにも応援しているが如く称しているが、騙されちゃいけない。その正体はこの記事のとおり・・・このような人格しか持ち合わせていないのだから、いくら自由な世の中だって、これじゃコスモバルクがあまりにもかわいそうだ。

こんな輩とコスモバルクへの応援を同一視されるのはマッピラ御免こうむる。

コスモバルクの名誉も汚れると他の生産牧場主も怒っている。競走馬や個人生産牧場に対する、ごく当たり前な秩序やルールを順守しているファンをこれ以上あきれさせないで欲しいよ、お願いだから。

答えは簡単、牧場訪問解禁後に牧場主の都合が良い日に訪問し、許可を得て皆が共感できる写真を堂々と掲載すれば良いだけの事です。

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