競争馬の生産、ユメロマン
競争馬の生産と言えば、あの静内農業高校のユメロマンにふれておきたいと思います。日本で唯一のサラブレットを生産そして育成している北海道の高校ですし、彼等の努力、若い力に敬意を表すると共に、彼らが追い求めている「夢」を少しでも応援してあげたい気持ちで一杯です。
05年2月13日、東京競馬場でデビューしたユメロマンが見事快勝!(6R芝1800m)快挙でしたね。高校生が生産・育成した競走馬がデビュー戦での優勝ですもんね。彼等はどんな思いでレースを見ていたのでしょうか。大きな拍手と歓声に包まれて感激の涙を流したことと思います。
2000年までは、アングロアラブ種(ケガや病気に強い)を生産していたようで、02年益田優駿3歳勝馬「牝馬・サントゥールワン」が同高の生産馬だそうです。そしてその後繁殖牝馬を探していたようですが、手に入ったのがサラブレットの「サクラトキメキ」でした。父は有馬記念、天皇賞・春のGⅠ馬「アンバーシャダイ」の良血。そして種牡馬として選ばれたのが、あの「ジェネラス」。函館記念を連覇したエリモハリアーがいますね。
そして誕生したのが「桜浪漫」と書いてユメロマンと読みます。
静内農業高校では、ユメロマンに続いて弟「サクラホウジュ・父ラムラタ」がホッカイドウ競馬で活躍、妹「サクラカレン・父アグネスデジタル」がまもなく中央でデビューを迎えます。
高校生の夢が羽ばたく競走馬の生産・育成。北海道ならではの話なのでしょうが、胸が熱くなりますね。卒業後の進路はそれぞれ別れる事になるのでしょうが、一緒に流した汗や涙は一生の宝になることでしょうね。
そのユメロマンが、明日30日新潟12Rに骨折明け7ヶ月ぶりに出走します。頑張れよ!
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