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2009年4月24日 (金)

09年度「ばんえい競馬」4月25日開催

「ばんえい十勝」帯広市単独開催となったばんえい競馬ですが、いよいよ4月25日から09年度開催となります。

まずその前に08年度の状況を書き留めておきたいと思います。

08年度の売上は残念ながら目標を約3%下回る115億55百万円(対:07年度11%減)入場者も43万6千人と前年度から13%減。どうやら赤字となったようです。

07年から帯広市単独開催となった訳ですが、北見市・旭川市、そして岩見沢市と次々と地場産業を守る姿勢や、ばんえい競馬関係者の生活を守る、地域活性化としての対策すら示すことなく撤退を表明。理由は赤字・・・まさしくお役所的発想と対策すら示す事の出来ない自治体体質を改めて思い知らされた感じがしましたね。

前述のとおり08年度のばんえい競馬は赤字となったものの、その要因はかっての競馬場等での窓口発売の不振(私的には想定内)にあります。あの迫力ある生ライブを見てこそのばんえい競馬ですものね。

売上を支えているのは、やはりネット販売と言う事ですがオッズパーク、楽天競馬など地方競馬を支え発展させる上でも更なるファン獲得が必須となります。どうやら今秋には「五連勝式単勝馬券」を全国初めて競馬に導入するようです。

3連単式馬券導入との考えもあったようですが、緊潔の課題としてばんえい競馬ファン層の拡大のためには新馬券方式が必須と考えたようです。つまりは3連単の導入は現在のファン層内における馬券方式の見直しで売上増の画期的対策ではないとの判断のようです。

09年度はまずは今後の継続に向けて目標以上に売上を伸ばし成功して欲しいと思います。

もう一つ忘れてはいけない事は、帯広市単独開催となり入場者は減となったとはいえ、全道、全国からもファンが帯広市を訪れてばんえい競馬を応援した経済効果でしょう。一説には数十億とも言われていますが、北海道開拓時代から労苦を共にしてきた文化そして観光資源としての価値は大切にしなければなりません。更に帯広競馬場を市民ら来場者に親しみ易くするための例えば「道の駅」的な複合施設化なども必要かと思います。

北海道の主要な地場産業の一つである競走馬の生産で生活を支えている道民が大勢います。帯広市は単独でも開催に踏み切った訳ですから競馬関係者の生活を守ると共に全国のファンが帯広で競馬そして十勝川温泉などで寛ぎ、帯広市自体の経済が発展する企画をどんどん考え実践して欲しいと願っています。

09年のばんえい競馬界では、既にこの1月から新人騎手が4人デビューしています。中でも長沢騎手は192戦31勝と抜群の成績を上げています。昨年の新人騎手勝利の新記録を達成したJRA中央の三浦騎手以上の活躍です。

ばんえい競馬の新人騎手年間最多勝利は69勝とか。JRAと違い50勝達成後は減量がなくなりますので、それからが正念場。単純な比較とはなりませんが是非とも新記録を達成して、ばんえい競馬を盛り上げて欲しいものです。

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