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2009年4月28日 (火)

4/29ホッカイドウ競馬開催!

さて、4/29いよいよホッカイドウ競馬が札幌競馬場からスタートします。

08年の11/20道営記念で五十嵐冬樹騎手のコンテの優勝でフィナーレを迎え、約5ヶ月ぶりで09年の開催となります。

地方競馬の中でもホッカイドウ競馬は冬季間は開催が出来ませんので北国特有のハンデを背負いながら運営をしなくてはなりません。

まして北海道には大企業も少なく経済的にも不況が続く中で、競馬事業の黒字運営を求められているのですから、まさしく09年は正念場を迎える事になります。

ホッカイドウ競馬の売りは、全国一早い2歳馬戦。私も5頭のサポート馬を指名し09年もサポート会員として応援をしていきます。

09年から運営を馬産地日高門別を中心とした「道軽種馬振興公社(HRA)」に委託し新たな体制で運営されます。

これは言うまでもなく、北海道の主要な産業でもある日高地方を中心としたサラブレットの生産・育成牧場の生活、北海道の観光事業等を守り発展させる戦いでもあります。

私は北海道そして日高地方の牧場の風景が大好きです。

日本の企業も厳しい経営環境から売上高を大きく伸ばすのは非常に困難な状況な事から、どうしてもコスト削減によって利益確保という構図になります。厳しい環境はここ数年は続くものと思われます。

ホッカイドウ競馬をはじめ各地方競馬も同様な問題を抱えての運営が続くものと思います。しかしサラブレット生産の約80%は日高地方で生産されています。そして圧倒的に家族型の個人生産牧場によって成り立っています。

このような厳しい経済状況だからこそ、日高地方を訪れてサラブレットの親仔は戯れる風景は心を癒してくれます。このような風景を失うわけには参りません。

ましてホッカイドウ競馬からはたくさんの競走馬をJRAや各地方競馬へ供給している事実を忘れてはならないと思います。

ホッカイドウ競馬の売上も競馬場での馬券販売額は約10%程度だそうです。90%は場外馬券場(ネット含む)との事ですが、ホッカイドウ競馬もミニ場外馬券場を拡大に取り組んでいますが、石狩は08年12月開設が決まったのですが、札幌(ススキノ)登別は開設時期が遅れるとの事です。

理由は場外馬券場=ギャンブルという近隣住民との合意が得られない状況があります。私は牧場のサラブレットを愛し、競走馬を応援する事を楽しみにしているのですが、日本では、どうしても馬券=ギャンブルという考えが根強くあるようです。

これは、日本ではファンが購入する単勝&複勝馬券の比率は5%弱、欧米では30%と言われていますが、どうしても高配当の馬券購入に集中してしまう日本人の特性があるようです。

私自身は「馬券は外れるもの」と考える事によってお小遣いをコントロールしているのですが、馬券購入による色んな出来事が世の中で発生しているのも事実です。

もっと「競馬を楽しむ」このような風土日本でも築きたいと思っているのですが・・・。

そのためにも多くの方に日高地方を訪れて欲しいと思います。青い海、緑のじゅうたんの中で戯れるサラブレットたち。そのサラブレットを生産する家族型の個人牧場主の方々が寝食を忘れ1年365日サラブレットを大事に育ててその活躍を願っている事を!

北海道の大事な地場産業でもあるサラブレットの生産の環境は絶対守っていかねばなりません。ホッカイドウ競馬も収支均衡を実現するために頑張っています。

馬産地日高と我々ファンが一体となって守っていかないと大切な財産を失ってしまう事になりかねません。

09年からは新たに「ホッカイドウ競馬ひだか応援隊」が色んなアイディアを出しながらホッカイドウ競馬ファンをサポートしてくれます。私も一緒になってホッカイドウ競馬を応援していきます!

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2009年4月24日 (金)

09年度「ばんえい競馬」4月25日開催

「ばんえい十勝」帯広市単独開催となったばんえい競馬ですが、いよいよ4月25日から09年度開催となります。

まずその前に08年度の状況を書き留めておきたいと思います。

08年度の売上は残念ながら目標を約3%下回る115億55百万円(対:07年度11%減)入場者も43万6千人と前年度から13%減。どうやら赤字となったようです。

07年から帯広市単独開催となった訳ですが、北見市・旭川市、そして岩見沢市と次々と地場産業を守る姿勢や、ばんえい競馬関係者の生活を守る、地域活性化としての対策すら示すことなく撤退を表明。理由は赤字・・・まさしくお役所的発想と対策すら示す事の出来ない自治体体質を改めて思い知らされた感じがしましたね。

前述のとおり08年度のばんえい競馬は赤字となったものの、その要因はかっての競馬場等での窓口発売の不振(私的には想定内)にあります。あの迫力ある生ライブを見てこそのばんえい競馬ですものね。

売上を支えているのは、やはりネット販売と言う事ですがオッズパーク、楽天競馬など地方競馬を支え発展させる上でも更なるファン獲得が必須となります。どうやら今秋には「五連勝式単勝馬券」を全国初めて競馬に導入するようです。

3連単式馬券導入との考えもあったようですが、緊潔の課題としてばんえい競馬ファン層の拡大のためには新馬券方式が必須と考えたようです。つまりは3連単の導入は現在のファン層内における馬券方式の見直しで売上増の画期的対策ではないとの判断のようです。

09年度はまずは今後の継続に向けて目標以上に売上を伸ばし成功して欲しいと思います。

もう一つ忘れてはいけない事は、帯広市単独開催となり入場者は減となったとはいえ、全道、全国からもファンが帯広市を訪れてばんえい競馬を応援した経済効果でしょう。一説には数十億とも言われていますが、北海道開拓時代から労苦を共にしてきた文化そして観光資源としての価値は大切にしなければなりません。更に帯広競馬場を市民ら来場者に親しみ易くするための例えば「道の駅」的な複合施設化なども必要かと思います。

北海道の主要な地場産業の一つである競走馬の生産で生活を支えている道民が大勢います。帯広市は単独でも開催に踏み切った訳ですから競馬関係者の生活を守ると共に全国のファンが帯広で競馬そして十勝川温泉などで寛ぎ、帯広市自体の経済が発展する企画をどんどん考え実践して欲しいと願っています。

09年のばんえい競馬界では、既にこの1月から新人騎手が4人デビューしています。中でも長沢騎手は192戦31勝と抜群の成績を上げています。昨年の新人騎手勝利の新記録を達成したJRA中央の三浦騎手以上の活躍です。

ばんえい競馬の新人騎手年間最多勝利は69勝とか。JRAと違い50勝達成後は減量がなくなりますので、それからが正念場。単純な比較とはなりませんが是非とも新記録を達成して、ばんえい競馬を盛り上げて欲しいものです。

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2009年4月14日 (火)

09年度ホッカイドウ競馬開催

09年度のホッカイドウ競馬がいよいよ4/29日の札幌競馬場からスタートします。

ちなみに07年度は4/18日門別開催で5月中旬まで10日間開催でしたが、札幌は10/16日から11月の中旬までの13日間の開催でした。08年は4/29日の札幌開催で5/20日過ぎまでの8日間開催でした。09年は4/29札幌開催でスタートしますが今回は5/14日までの6日間となります。理由はJRA函館競馬場の改修のため09年の函館開催はなく、例年8月中旬のJRA札幌開催が函館開催の変更から09年は6/20日からの開催に変更となります。

手元に資料がないのですが、ホッカイドウ競馬の売上は札幌競馬場でのウエイトが高いと聞いています。開催日数の減少は気になりますが、09年の目玉は馬産地一体型の主催を目指し5/20日から旭川競馬場での開催から、ナイター設備が親設された新門別競馬場で11/19日までの76日間の開催となります。

ここで08年の収支の状況を整理してみましょう。08年のホッカイドウ競馬売上114億円と計画比7.1%の減少となりました。

世界的不況の波が日本における長期的不況に歯止めをかける事が出来ず、過去売上を伸ばしてきたのですが、08年は未達成と言う厳しい減少となってしまいました。

ただ、徹底したコスト削減の効果が見込まれ、07年の赤字8.3億円から約半減の4.3億円の圧縮できたのが救いで有りました。これで累積赤字は239億円に微小ではありますが赤字額の減少が図れることが出来たのは明るい材料です。

ホッカイドウの単年度の収支均衡は21年度中に求められています。。

08年の単年度の赤字額を圧縮できた要因はは、国の制度改正で地方公営企業等へのの納付金約1.2億円が不要となったこと、、SPAT4などのインターネットの販売が順調に伸びてきている事が挙げられます。

09年は、昨年十二月に石狩市に場外馬券場を開設し、ファン層の拡大の取組みしてファンの拡大に期待が高まっています。

そして09年は08年度限りで旭川撤退に伴い、コスト削減が見込めるほか、更には札幌市中央区南六西一の競輪の場外発売所「サテライト札幌」内に、場外馬券場「Aiba(アイバ)札幌中央」を六月にも開設。これらの馬券売上の対策により08年度から3・5%増の約118億円の売り上げを目標とし、単年度の赤字を三億円以内に抑える覚悟で09年のスタートを目指します。

新門別競馬場でのナイター開催、インターネットによる販売額の拡大等、上手くかみ合って欲しいものだ。

もちろん、4/29日の札幌開催には札幌競馬場へ出かけるつもりですが、より多くのファンの来場に期待したいと思っています。

21年度までの単年度の収支均衡が、ホッカイドウ競馬存続の絶対的条件。

日高地方の個人生産牧場の生活保障、ホッカイドウの馬文化の継承など、日高地方の産業を私たちも意識して守ってあげなくてはいけないと思います。

ホッカイドウ競馬の存続発展は、JRAの発展にも大きな役割を果たしています。

ただ、一言付けくわせていただくが、大局的な考えを持ち得ない自分本位の考え方しかもてない、具体的にはサラブレットの繁殖時期に個人生産牧場を訪問し、不特定多数が閲覧可能なブログの写真を掲載して、馬産地の秩序や基本的マナーすら守れない、反省すらこともない輩に、地方競馬の実状など語くのはご遠慮願いたい。

現場やりスクに対する危機管理を理解していない輩に、地方競馬を守り発展させるような戯言は、混乱を招くだけだ。

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